2017年4月22日土曜日

4月1日(土)古い町屋でくり広げられるモダンな演目

 休日。
 有希の誕生日。しかし今年は、演劇の制作で多忙中の彼。今日が公演日なので、1日ずっと会場に張りつくんだろう。
 パンが食べたくて、荘内半島へ。「空to海」「らくだ屋」と足を運ぶも、どちらも開いてない。仕方なくPiCASOのパンを買って、LAZYBONESへ。朝兼昼ごはんをほおばりながら、常連さんや店主さんとおしゃべり。やはり、ここは落ち着く。
 ノートパソコンをいそいそと取り出して、ノマド。頼まれているデザイン仕事を進める。珈琲もおかわりしつつ。
 一旦、帰宅。子犬たちの世話をして、多度津へ。
 ここ数日、有希が準備していた舞台はコキカルの演目「白秋と夫、その妻とすずめ」。女優であり、パフォーマーであり、演出家である桐子カヲルのオリジナル作品。『その昔、北原白秋は多度津に滞在したことがある』という歴史から着想を得て、彼を取り巻く女たちを抽象的かつ断片的に描いている。


 友人のひこちゃんも来ていたので、一緒に観劇。
 ぼくは、とにかく大すきな作品でした。選曲も、映像も、断片的なテキストも、ナレーションも、照明も、ダンスも、衣装も。諸々、全部。そもそも、古い町屋でやろうと思いついた時点で、この企画は8割方成功しているようなもの。
 早割特典のついたチケットだったので、ドリンクの他に酒粕の入ったロールケーキ「多度津ロール」が一切れついていた。大量生産していないらしく、ここでしか食べられない貴重なもの。おいしかった。
 その後、ひこちゃんをおすすめの雑貨店Tetugakuyaへ連れて行く。案の定、哲学談義。面白い。時間を忘れて日が暮れるまで。
 ビデオカメラマンの宮野さんと再会したりもして。懐かしい話が色々と。
 帰り、公演会場に寄る。片づけが終わった後の団欒に、ぼくもさりげなく混ざる。
 結局ぼくも、打ち上げに参加。興奮冷めやらぬ感想を、桐子さん本人に伝える。これからも、多度津のこの場所を拠点に企画を重ねたいとのこと。とても楽しみにしている。

0 件のコメント:

コメントを投稿