2017年7月30日日曜日

5月20日(土)言葉にならないものをすっかり持ち帰る

 休日。とは云え、朝からずっとデザイン作業。
 「カガラカン*レコード鑑賞会」のチラシが完成。量産して、善通寺のカガラカンさんに持って行く。店主さんとおしゃべりしながら、珈琲ゼリーをいただく。ぼくのすきな味。うまし。
 今日も、高速道路を使って高松へ。つぶとかきも一緒。
 早めに着いたので、高松の峰山公園へ。ぐるぐる、つぶ&かきと散歩。


 昨日のリベンジで、今日もカタタチサト・ソロダンス公演「ぬぐいぬち」へ。1時間くらい前に到着したので、整理券ももらえた。11番。


 観客として来ていた、観音寺のmieちゃんと久しぶりに会う。近況なども聞く。元気そうで何より。
 開場後、ぶじ着席。しかし、会場が肌寒かったのもあって、上着を取りに車へ戻る。ついでに、つぶとかきの散歩もすこし。
 開演。いちばんいい場所に陣取ったので、昨日見えなかったダンスの8割が全部見えた。とにかく、すごい。言葉では言い表わせない。ダンスと、音楽と、照明と、衣装と、舞台美術と、音楽と、音響と、会場と。すべてがすべて、イキモノのように呼応し合っている。こんな作品が高松で観れるなんて、ぼくは幸せ者だ。しかも、広告デザインをさせてもらえたのだ。参加できてよかったと、心から思う。
 ただし。いちばん静かなシークエンスの時、隣の観客の携帯電話が大音響で鳴り響いたことを除いてはね。最高の演目に、最低のマナー……げんなり。
 終演後。広告の写真を撮影したカメラマン、宮脇慎太郎さんとお話しをする。デザインする際に実は、多少の改変を加えた。それは、ぼくが広告デザインをする上でどうしても譲れなかった部分だ。快諾いただけたことに感謝を伝える。ずっと憧れていたカメラマンだったので、彼の写真を扱えたことが何よりうれしかった。
 カタタさんにお礼の挨拶をして、会場を後にする。
 高松は牟礼へ。
 中華系のチェーン店で晩ごはんを食べるも、メニューの写真とは別ものかと思うほどショボいものが出て来た。よく行く「東方紅」が、どれだけ誠実でいいお店なのかを計らずも再確認してしまった。
 いつものカフェRemzaへ。
 かきとOKKI、久しぶりの再会。くり改めアメリの近況などを聞く。


 珈琲をのみながら、まったりおしゃべり。楽しい夜更かし。
 午前3時半頃、帰宅。

5月19日(金)暗闇の中で響き渡るノイズ

 通常業務。


 昼休み。つぶとかきを連れてLAZYBONESへ。けいこさんもやって来て、かわいがってくれる。
 納品2件。
 親会社の社長から珍しく話しかけられて、「田中ぁ、結婚はしたんか?」と訊ねられる。『来たよ、来た来たー』と一瞬身構えたものの、「結婚はまだですが、結婚状態にはあります。」と応える。心中では、『結婚したいねん!でも、法律がないねん!!』と叫んでいたのだけど。そうこうしてたら、女性の事務員さんが気を利かせてくれたのか、会話を遮る。次の材料の到着日などを伝えてくれる。
 親会社にはカミングアウトなんかもちろん一切していないのだけど、TV報道されたこともあるので知っている人は知っているのかなあ?まあ、どっちでもいいけど。直接訊かれないことには、答えようもないし。これだけオープンにしていると、色々なことがどうでもよくなる。
 夕方。急いで支度して、高松へ向かう。すこしでも早く着きたいので、高速道路を使う。つぶとかきも一緒。
 カタタチサトさんのダンスソロ公演「ぬぐいぬち」へ。


 会場が広いのを知っていたので、まさか入場制限がかかっているなんて(演出の都合上)露ほども思わなかった。一応、広告デザインを手がけた関係者なのもあって、立ち見席に通される。しかし、肝心のダンスが8割方見えない。明日の公演はリベンジしようと、心に誓う。
 終演後。車に待たせていたつぶとかきを連れて、高松の商店街を散歩する。常磐街の駐車場から、南新町経由で三越まで歩いて、ライオン通りからトキワ新町に抜ける。金曜の、しかも歓迎会シーズンだからか、飲みに出ている人の数が半端ない。その中を、犬たちと歩く。「かわいそう」と思うかしら?しかしこれも立派な、社会化の訓練なのだ。人間社会の中で生きる犬は、どんなシチュエーションにも慣れておかないといけない。かきくらいの幼い時期に、どれだけたくさんの人と会わせるか。どれだけたくさんの場所や状況に居合わせるか。それで、飼い主と一緒に行動できる範囲がぐんと拡がる。そのためにやっていること。
 車に戻り、別の駐車場に移動。つぶ&かきは車に残して、「ぬぐいぬち」の打ち上げに参加。明日の最終公演後は会場のバラシがあるとかで、初日の今日に。
 ダンスが見えなかった分、音楽や音響がとても気になった。音響スタッフのキタノさんと、じっくり話しをすることができた。とても面白かった。そして、音楽担当のSKANKさんがどれだけ才能豊かなのかも解かった。これは、関係者でなければ聞けない舞台裏のお話。役得。
 さすがに、つぶ&かきをこれ以上待たせておけないので、2次会を前に帰路へ。有希はもちろん、高松泊。

5月18日(木)考えすぎかもしれないけれど

 通常業務。
 昨日追加注文したレコードの袋やらクリーニング布やら、もう届く。やはり、早い。早すぎる。どんなカラクリになっているんだろうかと、いぶかしがる。ほしいものが早く届くのは、うれしいと云えばうれしいけど、配送作業する誰かに多大な負担がかかっているのかもしれないと想像すると、むしろ心苦しい。
 今日から有希、高松に泊まり込みで舞台制作。追い込みらしい。
 夕方、one koan周辺をつぶ&かきと散歩。40分くらい。
 晩ごはんは「東方紅」で。やはり、回鍋肉定食。すっかり、お気に入り。

5月17日(水)ジャズとラテンと民謡と

 朝起きたら、有希が隣で寝ていた。何時に帰ったのか、全く知らない。「おつかれさん、」と心の中でつぶやく。
 持ち帰ったチヌのお刺身と湯引きも完食している模様。
 起こさないよう、犬たちの世話はぼくがして、そのまま静かに出勤。
 通常業務。
 午前中。材料を引き取りに行ったついでに、詫間は大浜のパン屋さん「空to海」で昼食用のパンを買う。
 職場に戻ると、入れ違いでまた材料ができたと連絡があったみたいで、再度、引き取りに向かう。効率悪し。
 ネットオークションで落札していた江利チエミのLPレコード「民謡ハイライト」が届く。1960年代は、民謡が普通に聴かれていた時代。同時に、ジャズやラテンも大流行していた。それらが見事に融合しているのが、このレコード。江利チエミの歌声とともに、とにかくかっこいい。
 追加で注文していたレコードクリーナーや袋なんかも一式届く。昨夜注文したのに、今日届くとは。早すぎて驚く。
 念願のJBLスピーカーも届く。
 仕事の納品1件。
 夕方、one koan周辺をつぶ&かきと散歩。50分くらい。


 イソザキさんのお家の前で、偶然イソザキさんと会う。タマという名前の犬(!)を散歩に連れ出すところだった。二言三言、おしゃべり。
 晩ごはんは自炊。卵とナスが冷蔵庫にあったので、それを炒める。
 食後、新しく届いたJBLのスピーカーをつないでみる。これは!とてもいい音!!深夜までひとり、レコード鑑賞会。

5月16日(火)田舎の口福

 通常業務。
 午前10時の休憩時間。部屋に戻ると、かきの部屋につぶが入れられていた。有希のイタズラ。


 ネットオークションで落札していたレコードが届く。

*ジリオラ・チンクェッティ「恋よまわれ」4曲入りep。
*井上陽水「青空、ひとりきり」7インチ。
*クロディーヌ・ロンジェ「恋はみずいろ」LP。

 ジリオラ・チンクェッティは、名曲「雨」を目当てに買ったんだけど、「薔薇のことづけ」という曲もよかった。静かに始まったと思ったら、じきにドラムとベースが跳ねる展開。編曲の妙。
 夕方、つぶとかきと散歩。40分くらい。
 有希のお母さん、よりこさんより電話。食べるものがたくさんあるから、ウチに来てほしいとのこと。有希は舞台制作をしていて不在なので、つぶとかきを連れてぼくだけ川田家にお邪魔する。
 有希のお父さん、ひとしさんが巨大なチヌを釣ったらしい。お刺身と、湯引きしたものをいただく。感動するほどおいしい!


 田舎に住んでいて心底幸せなのは、おいしいものに事欠かないということ。もちろん、それを食卓にあげるセンスも同じくらい重要なのだけど。
 深夜に帰宅する有希のために、一部を持ち帰る。メッセージにてその旨を送信。
 先に就寝。

5月15日(月)憧れが粉々になった事件

 午前中、通常業務。
 ネットオークションで落札していた中古レコードが届く。

*ゴダール映画「女と男のいる舗道」の7インチ。
*映画「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラLP。
*加山雄三「君のために」LP。
*セルジオ・メンデスとブラジル'66「マシュ・ケ・ナダ」LP。
*セルジオ・メンデスとブラジル'66「分岐点」LP。
*セルジオ・メンデスとブラジル'66「フール・オン・ザ・ヒル」LP。


 後から調べたら、「女と男のいる舗道」はミシェル・ルグランのオリジナル録音ではないらしい。これが発売されていた当時は、原盤権が高かったのかな?日本のミュージシャンを集めて、それらしく録音されたものがサウンドトラックとして出回っていたみたい。それはそれで、リミックスみたく面白いけど。(原曲と聴き比べたら、ノリやミックスが日本的。)
 昼から、臨時休暇。
 父親が処分するという古い本を、高松に持って行く。
 とある昔ながらの古書店に持って行ったら、一瞥しただけで「こんな本誰が買うの?」とキツイ口調で怒られた。『ひょっとして何か貴重なものがまぎれてるかもしれないから持って来たのに、ろくすっぽ見もしないでその云い方はないんじゃない?』と不信感を抱く。ぼく自身はここの品ぞろえがすきで、時々足を運んでは買いものして帰る客のひとりなのに、このぞんざいな扱いには心底がっかりした。どうせ顔さえ覚えられていないんだろう。若いのが、冷やかしみたいに廃品を持って来たんだろうとしか思われていないようだ。
 たぶんもう、この店には来ない。[魅力的な店 < 客をぞんざいに扱う店] という図式にはまってしまったから。いやな思いをこれ以上したくない。お店への憧れは、憧れのままであってほしかったな。とても残念。
 結局、中古書店のブックオフへ。スタッフの方に「申し訳ないですが、ほとんど廃棄ですねー」と丁寧な口調で云われる。こちらも心の中で、『こういう時ばかりどうもすいません、』と思いながらお金を受け取る。〆て63円。
 しかしそのお店で、カントリーキッチンについての洋書と吉田篤弘の小説「ブラッケット・ブルームの星型乗車券」を買ったので、それの足しにはなった。立派な循環。
 高松からの帰り、多度津のTetugakuyaに寄る。珈琲をいただきながら、店主のあやのさんとおしゃべり。
 帰宅して、犬の世話。
 有希は不在だけど、晩ごはんは自炊。コンソメスープと、ささみ&キャベツの炒めもの。にんにくをたっぷりきかせたら、塩と胡椒だけでシンプルな味つけを。hutteのカンパーニュとともにいただきます。

5月14日(日)ご近所トラベリング

 たまっていた洗濯ものを、朝いちばんに片す。
 母の日なので、母親と過ごす。有希とつぶとかきも一緒。
 仁尾の賀茂神社で、讃岐源之丞保存会の人形浄瑠璃をやっていた。犬連れだからちゃんと観れないのは覚悟の上で、雰囲気だけでも感じたくて行く。意外にも、観客がいっぱい。会場からはみ出している人も多数。しかも、老若男女。伝統芸能だけど、興味のあるひと多いんだね。ちょっとうれしい。


 犬仲間のおのさんや、親戚の叔父さんも来ていた。
 同じ仁尾にあるSun cafeへ移動。
 つぶとかきを芝生の広場でしばらく走らせて、テラス席に着く。そこで、ランチ。トイプードル連れのおじさんに、「何の犬種ですか?」と声をかけられたり。
 やはり仁尾にあるcafe Verandaへ移動。室内のソファ席でまったり過ごす。


 初めての場所なのに物怖じしないかきと、もう何度も来ているのに落ち着かないつぶと。(カフェスタッフのお姉さんがいつもおやつをくれるので、それが待ち遠しくてたまらない。)


 終いには、カフェの看板犬ジャンの寝床でもあるソファで堂々とお昼寝を始めるかき。将来、大物になるよ。


 Sun cafeでもぼくらを見かけて、犬たちが気になっていたという方が話しかけてくれる。
 次から次へとやってくるお客さんを傍目に、ぼくらはまったり過ごす。初めてのお客さんが多いのか、スタッフの方も大変そう。
 母親は、小説版の「かもめ食堂」をカバンから取り出して読んでいた。親子で、すきなものがかぶっているのは、ちょっとうれしい。
 詫間にある雑貨屋さんDEMI 1/2に移動。
 表にあるミニドッグランで、しばらくつぶとかきを遊ばせる。
 室内に入って、お茶をいただきながら壁紙の見本帳を見せてもらう。舶来物はかっこいいが、やはり値段が高い。指をくわえて見ているだけの状態。
 一旦帰宅。
 ぼくだけ善通寺へ。
 雑貨屋さん「カガラカン」で、ぼくが選曲をするレコード鑑賞会を開催することに決まった。
 打ち合わせをしながら、試作中だという珈琲ゼリーをいただく。おいしい!
 帰り、中古書店のブックマーケットに寄る。
 映画「The Artist」、映画「かいじゅうたちのいるところ」のブルーレイディスクと、「バルチュス展図録(1984)」、「現代美術の鳥瞰<明日を探る作家たち>展図録(1977)」、「高井貞二展図録(1980)」の本を買う。


 帰宅。
 晩ごはんは有希と三野の台湾料理店「東方紅」へ。バンバンジー(棒棒鶏)と豚バラ炒飯と冷坦々麺を頼む。うまし。
 夜。録画しておいたEテレのクラシック番組をみる。武満徹「ノーベンバー・ステップス」を取り上げていた。面白い。

2017年7月24日月曜日

5月13日(土)エスニックな夜の晩餐

 いしだあゆみのLPレコード「いしだあゆみ 魅力のすべて」が届く。ベスト盤。「太陽は泣いている」「夢でいいから」「ブルー・ライト・ヨコハマ」「さすらいの天使」「あなたならどうする」など。とにかく名曲がずらり。
 レアなところで、橋本淳作詞・筒美京平作曲のコンビが、フランスの歌手クロディーヌ・ロンジェに提供した「絵本の中で」のいしだあゆみバージョンが入っている。ぼくがこのベスト盤を選んだ理由。
 たまっていた日記を書く。
 他にたまっているのは、疲れ。有希は昼間、ずっと寝てた。ぼくも午後遅くに、すこしお昼寝。
 夕方。つぶ&かき&有希と散歩をする。40分くらい。
 晩ごはん目当てに「numar」へ向かうも、土曜の夜に出しているカレーは売り切れらしい。すでに閉店しているとのこと。
 仕方なく、行き先を変更。
 綾川にある「LIFE cafe」へ。この辺では貴重なエスニック料理のお店。やはり、おいしい。


 店主夫妻とは、これまでも色々おしゃべりしてたけど、本日は改めてSNSでも繋がった。「どうぞよろしくお願いいたします。」

5月12日(金)茶色の巻毛に映える首輪の緑色

 通常業務。本日はひとり就業。
 昨日に引き続き、かきのトイレトレーニング。
 夕方。つぶとかきを連れて、今日も多度津のTetugakuyaへ。


 店主のあやのさんと、色んな話をする。彼女との対話が面白い。さすが哲学屋。
 帰り。宇多津のペットショップで、かきの首輪を買う。奮発して、緑色の本革製。つぶのお下がりがあんまりぶかぶかだったので、見るに見かねて。


 夜。かきに「伏せ」を教える。あっという間に覚える。カシコイ!

2017年7月8日土曜日

5月11日(木)愛着とか、古いものに対する愛情とか

 通常業務。社長は本日不在。
 ヒデとロザンナ「愛の奇跡」の7インチレコードが届く。母親からの影響ですきな歌。スリーヴのデザインがまた、その時代を反映している。


 子犬のかき、トイレトレーニングを開始。2時間おきに外でトイレをさせる。その度、大褒め。これをくり返したら、うまくできるようになるかしら?
 健康診断の(今度は自分の)結果が出る。異常なし。むしろ、コレステロール値も体脂肪率も下がっている。散歩の効果か。
 昼休み。かきをトイレに連れ出したついでに、スピッツベーカリーでぱんを買いLAZYBONESに行く。かつべさんとおしゃべりしながら昼食。来るのが2度目のかきは、隣の席で静かにしている。お利口さん。
 納品2件。
 夕方。つぶとかきを連れて多度津のTetugakuyaへ。珈琲を飲みながら、店主のあやのさんとおしゃべり。
 あやのさんが、かきとのツーショット写真を撮ってくれた。とてもうれしい。


写真: むらかみあやの

 真夜中。JBLの中古スピーカーをヤフオクにて落札。
 30年くらい前のスピーカーを丁寧に補修し、部品は新品に総入れ替え。さらに、音質がよくなるよう改造したスピーカーをネット販売している。そこに書かれている文言を読む限り、古いものに対する愛情と職人魂が強く感じられる。「この人の商品なら買いたい!」そう思わせられた。
 何でも使い捨ての時代に、こういうことをやっている人が居るというのは何よりの救いだ。
 オリジナルのスピーカーケーブルも一緒に落札。

5月10日(水)もらわれていった子犬たちの、幸せな犬生を願う

 朝ごはんは、「hutte」さんのスコーン。蚤の市で手に入れた孔雀柄のお皿にのせて、いただきます。


 通常業務。納品1件。
 午前10時、わんこたちを「たかせ動物病院」に連れて行く。かきの、ワクチン注射。つぶは、健康診断。
 かきは異状なし。順調。
 ところが、つぶはまさかの「肥満」。産後の肥立ちがよすぎるらしい。思い当たるフシはある。子犬に母乳をあげなくなってからも、しばらくは母犬用ドッグフードをあげていた。それが原因だろう。摂生させなければ。


 お昼ごはんは、三好うどんにて。肉かまたまと、いりこのおにぎり。大浜のうさぎ屋さんに偶然遭遇する。
 お昼過ぎ。ヤマモトさんが子犬のリヨン(ももから改名)を連れてやって来る。しばらく、つぶとかきとリヨンで遊ばせる。子犬の出産に際して、かかった実費1頭分のお金をいただく。換算できない手間やそれに対する気苦労を考えると、もちろん大赤字。正直、ぼくはブリーダーに向かない。命を、単なる商品としては見れない。幸せな犬生を送れるお家にもらわれることだけが、何よりの気がかりだった。
 夕方、つぶと散歩。1時間。


 帰宅後、丸亀へ。
 ブックオフにて、もう読むことはないであろう本を買い取ってもらう。21冊で、500円ちょっと。新たにCD2枚と本を買ったので、それの足しになったというだけ。まあ、そんなもんだろう。
 行きつけのcafe la taupeで晩ごはん。食後にまったり絵を描いてみるも、出来はイマイチ。

5月9日(火)宇宙を閉じ込めるためのダンス

 通常業務。
 お昼ごはんは、石井製パンのトーストにレタスを敷いて、焼いたウィンナーをのせて、焼き肉のタレとマスタードを適宜かけて食べる。テキトウ料理だけど、おいしくできた。
 昼休み。寝ている愛犬つぶが、はげしくしっぽを振っている。おやつをもらう夢でもみているんだろうか?かわいい。
 夜。有希と多度津のe-COCOCHIカフェへ。桐子カヲルさん(「馬よりもロバ企画・コキカル」名義)プロデュースによるダンスと音楽の公演「点 -POINTS in 多度津」を鑑賞。
 ダンスは、どちらかというと「舞踏寄り」になるのかしら。ほぼ即興らしい。舞台の上だけでなく、客席に入り込んで間を縫うように踊る。その流れで会場を出て行ったので、終わるかのように見えたけど音楽は続いてる。見たら、窓の外でもちゃんとダンスが展開されていた。これも即興なのか…。
 もうひとつ驚いたのは音楽。プロのタンバリン奏者が参加していた。タンバリンひとつで、あれだけ表情が出せるというのは目から鱗だった。
 晩ごはんを食べずに来たので、筍ごはんセットをいただく。やはり、おいしい。 友人も何人か観に来ていたので、終演後にすこしおしゃべりをする。

2017年7月3日月曜日

5月8日(月)レコード三昧

 通常業務。納品2件。
 ヤフオクで落札していたレコードが届く。
 7インチは、黛ジュン「天使の誘惑/ブラック・ルーム」と弘田三枝子「かっこいい彼氏/シェーナ・シェーナ」。CDは持っているのだけど、レコードでも持っておきたくて。DJのとき重宝する、踊れる歌謡曲。
 12インチは、サディスティック・ミカ・バンドのベスト盤「The Best! Menu」。「タイムマシンにおねがい」と「塀までひとっとび」がほしくて買ったのだけど、後者はまさかのライブ音源でちょっとがっかり。オリジナルアルバムをちゃんと買うべきか。
 夕方の散歩は、one koan周辺。つぶ&あわびと一緒に。1時間くらい。


 one koanに自生しているミントの若芽を摘む。明日の朝は、フレッシュミントティーにしよう。
 晩ごはんはひとりなので、近所の台湾料理屋さん「東方紅」へ。
 台湾人であるスタッフの女性が、子どもの宿題を教えてほしいと持ってくる。ひらがなで読み方が書いてあって、それに該当する漢字をマスの中に書くドリルなのだけど、「訓読み」がむづかしいらしい。わからない箇所の漢字を書いて、教えてあげる。
 帰宅後、レコードの整理。
 夜。京都の実家に帰省していたまやさんが、あわびを迎えに来る。よい休暇だったみたいで何より。

2017年7月2日日曜日

5月7日(日)古い日本の器に盛りつけられたお料理は、すこし高級そうに見える

 「みんな、おはよう!」
 何気にゴールデンウィーク最終日。


 朝ごはんは有希作。昨夜いただいた石井製パンのトーストに、マスカルポーネチーズと有希のお父さんが養蜂してる日本蜜蜂のはちみつをかける。絶品。サラダとウィンナーも。


 萬屋が主催している蚤の市「レトロモダンマーケット」に行く。古いものがいっぱい。掘り出し物がないか、隈なく見て回る。
 ブラスの取っ手が3個と、孔雀の絵が入ったお皿を1枚購入。
 友だちの「hutte」さんと「くう食堂」さんが出店していたので、そこでお昼を食べる。


 エディブルフラワー(藤の花)の入ったパッタイが、絶妙なうまさ。ディルやコリアンダーをおこのみで。
 ぼくらもお世話になっている古物ディーラー・サタケさんのブースは、今回珍しく「和モノ」。いつもなら洋モノが充実しているので、ちょっとばかり肩透かしを食らう。
 帰り際、やって来たばかりのウエダ夫妻と遭遇。挨拶もそこそこに、すれ違い。
 一旦、帰宅。
 ふたりしてお昼寝。起きたら、午後3時過ぎ。急いでLAZYBONESへ向かう。
 愛犬つぶとあわび、かきも連れて行く。かきは、初LAZYBONES。


 LAZYBONES敷地内にはさくらんぼの木があって、毎年実の収穫をさせてもらっている。それはいつしか、川田中家の恒例行事に。
 わんこの世話を有希に任せて、ぼくはひとり収穫作業。そこそこ、大量。


 LAZYBONESがお休みしていた間、全く会う機会のなかった龍平くん。久しぶりにLAZYBONESで再会。いつの間にかすっかり痩せてるじゃないですか。帰り際にはやっぱり、レコードの話題。
 晩ごはんは、LAZYBONES店主のお家に招かれる。「ありものごはん」という話だったのに、超豪華!有希も、オムレツを作ってみたり。


 かつべさんからお許しがあって、つぶとあわびとかきは家の中を自由に闊歩していいと。リードから解かれた瞬間、みんな大はしゃぎ。家ぢゅう使って、駆けっこしてる。(何だか、親戚の家に連れて来た子どもみたいだ。)
 そのままだらだらと、深夜まで。とても愉しい夜でした。

5月6日(土)パン食いDJ

 本日は、石井製パンの50周年記念イベント「BREAD CIRCUS ~石井製パン パン祭り~」でDJ。
 午前9時頃、機材セッティング。自前のオーディオセットを持ち込む。


 午前9時20分頃より、DJ開始。出店準備をしている人たちの雰囲気作りも兼ねて。長丁場なので、ゆるゆると。
 午前10時、開場。
 始まってしばらくしてから、「とことこ」のケンイチさんが焼きたてのベジメロンパンをさし入れてくれる。出来たてほかほかで、うまし。


 最初はフレンチポップスとか、ジャズにボサノバ、1960年代の洋楽ばかりかけていたのだけど、途中からは日本の歌謡曲なども挟みながらかけた。石井製パンの社長が、「zenくん、やばい。俺、全部歌えるわ~」と云いながら通り過ぎて行った。その世代の人にうったえる選曲を心がけたので、しめしめと思う。
 マルシェイベントでやるDJは、基本的に踊らせることを重要視しない。あくまで雰囲気作り。それでも、ぼくの選曲に反応して身体を揺らせている人がちらほらと見えた。それが何より、うれしい。
 この前のDJイベントでご一緒したDJのトクマルさんも来場していて、話しかけてくれる。
 午後3時、イベント終了。テキパキと片づけをして、一旦帰宅。
 「とことこ」で開催されたマルシェの打ち上げに顔を出す。DJはしないけど、JBLの携帯スピーカーとiPodで音楽を流す。


 移動車式ビールスタンド「BEER TAP」さんとこのクラフトビールを飲みながら、「BEER TAP」さん手製のお料理に舌鼓。やはり、おいしい。
 しかしぼくは、6時間ぶっ続けのDJで疲労困憊していたらしく、車に戻って休んでいたらすっかり眠ってしまった。有希に起こされた頃には、宴もたけなわ。ふたりとも飲んでいたので、母親に迎えを頼む。
 帰宅。

5月5日(金)子ども大人の日

 朝ごはんは有希作。焼き鮭とみそ汁、白ごはん。


 午前中は、先日岡山で買ったレコードの整理。
 お昼ごはんは、詫間の「七福」でうどん。
 午後。
 one koanの古い椅子を8脚、トラックで多度津のTetugakuyaへ運ぶ。
 一旦帰宅後、わんこたちと散歩。40分。かきもついに、散歩デビュー。
 機材とレコードの準備をして、Tetugakuyaへ。
 「哲學屋の持ち寄りレコード鑑賞會」開催。参加者数は15人。まずまず。
 Tetugakuyaにはお酒がないので、有希は勝手に自前のワインを持ち込んだりしてる。相変わらず自由人。
 片づけ&だらだら雑談終了後、電車で来ていた桐子さんを車で琴平まで送る。ついでに「まあちゃんラーメン」で、塩バターラーメンを。深夜の不健康。
 帰宅。

5月4日(木)日がな一日レコードを聴いた日

 ゴールデンウィークなのに、有希は仕事らしい。カワイソ。
 とは云え、ぼくもすでに仕事の体か。一昨日・昨日と買ったレコードを、終日整理。
 輸入盤なので、買うか買うまいか迷ったけど、これを逃したらもう手に入れることはできないような気がして、映画「眺めのいい部屋」のレコードを買った。これは大正解。リチャード・ロビンズの作る映画音楽は、やはりいい。ジェームズ・アイヴォリー監督の他の映画「モーリス」や「ハワーズ・エンド」のレコードも手に入れたいところ。


 岡山天満屋のレコード市で買った欧陽菲菲の「恋の追跡」7インチ。まさかの、中身取り違え。スリーヴは「恋の追跡」なのに、盤は「恋の十字路」が入ってた。中古なので、どうしようもなく。一抹の可能性にかけて、その旨をSNSで拡散してみるも、該当する応答はなし。そりゃそうか。
 晩ごはんは有希作。焼き魚とみそ汁、白ごはん。典型的な日本食。うまし。
 夕食後もレコードの整理。
 真夜中に、中島みゆきのレコードをしっとりと聴く。レコードでは持っていなかったアルバム「生きていてもいいですか」、「親愛なる者へ」と続いて「予感」。やっと手に入った。

5月3日(水)レコードのことしか見えない

 朝、ネットカフェを出る。
 モーニングセットのある「喫茶店」を探してうろうろするも、めぼしい店が見つからず。結局、無難なサンマルクカフェへ。デニッシュを齧りながら、すこし絵を描く。
 午前10時過ぎ、岡山天満屋・7階催事場へ。「ヴィンテージレコード・CD大市」
 一旦は会場に入ったものの、昨日買ったレコードをそのまま片手に携えていたので、「あっ!」と思う。急遽、隣のLoftに移動。そこで、セールになっているバッグを購入。レコードをそこに入れ直し、再度向かう。
 「最近またレコードが流行ってるんだってね。」って聞いても、「んーそうなの?」くらいの実感しかなかったけど、オープン直後にも関わらずこれだけ大勢の人が詰めかけているさまを見て、「レコードってやっぱり流行ってるんだ!」と認識を新たにする。
 ぼくも、時間をかけて物色。大漁。
 JR岡山駅から、JR北長瀬駅へ。レコードショップ「GREEN HOUSE」の岡山店へ。ここでも、大漁。
 重いレコードを大量に抱えて、すでに観光どころではない。開き直り、今回は「レコード買い出しの旅」と考える。ある種の苦行。
 夕方。「さすがにもう無理!」というところまでレコードを買い足したので、まっすぐ帰ることに。
 岡山駅構内にあるドトールで、やっと一息。気がついたらお昼ごはんを食べ損ねていたので、珈琲とともに焼き菓子を頬張る。
 マリンライナーで瀬戸大橋を通過。坂出へ。


 まっすぐ帰宅。
 つぶ&あわびをトイレに連れ出した後、わんこたちの晩ごはん。
 ぼくと有希は、近くの台湾料理屋さん「東方紅」へ。偶然、カタタさん一家とはち合わせる。挨拶と、ちょっとした雑談を交わす。
 今回の岡山旅は、風情も旅情もあったもんじゃないけど、ほしかったレコードが片っぱしから手に入ったので、それはそれでよしとしよう。

5月2日(火)行き当たりばったりの岡山旅行

 ゴールデンウィーク初日。
 わんこの世話は有希に任せて、ひとり岡山旅へ。
 JR坂出駅からマリンライナーに乗って、JR児島駅へ。


 児島の洋服ブランド「KAPITAL」へ。ほしい服は特になかったけど、併設されている古本コーナー「SOHO BOOKS」のセレクトは毎度さすが。(東京の「森岡書店」によるキュレーション。)
 とある無名アーティストのドローイング集を、買うか買うまいか散々悩んだ挙句、結局買わなかった。(惹かれるドローイングは幾つかあったけど、クオリティにムラがあったので。)


 行きつけの「珈琲蔵」へ行くも、まさかの臨時休業。残念。

 
 JR児島駅前のスーパーマーケット「きむら」で、唐揚げとおいなりさんを買って電車の中で食べる。うまし。
 日中はどこに行くか、まるで決めてない。ふと、「岡山にはレコードショップってあるのかな?」と思い検索する。
 倉敷のレコードショップ「GREEN HOUSE」へ。たっぷり時間をかけて、物色。2階にある7インチまで、ほぼほぼ全商品。買い逃していた幾つかのレコードを購入。
 「細野晴臣トリビュート・アルバム」の7インチ集(限定盤・新品)が売れ残っていて、正規の値段で手に入った。うれしい。
 
 
 岡山へ。路面電車に揺られて移動。
 岡山に限らず松山や高知もだけど、路面電車の走っている街がムショウにうらやましい。香川にはないので、ないものねだり。
 目的地はライブハウス「デスペラード岡山」。
 

 小川美潮さん率いるバンドTOTONOTTAのライブを鑑賞。このバンドで演奏されるのは、最近作られた曲ばかり。現在進行形の小川美潮を、すっかり堪能できた。歌詞が(まだ)ない曲でも、彼女が歌うと何かが伝わる。やはり、すごい。
 ライブ終了後。お土産のクッキーを美潮さん本人に渡しながら、少しだけおしゃべりをする。そそくさと退場。
 そこからほど近く、友人のやっているお店「BAR RINRINSHA」で晩ごはん。
 
 
 注文する時点で、今日は市内に宿泊することを決める。おいしいお料理とともに、自家製のサングリアなどいただいてみたり。久しぶりに会った店主さんたちと、近況や子犬が産まれた報告などをする。愉しい岡山の夜。
 閉店まで居て、近くにあるネットカフェを教えてもらう。そこで就寝。