通常業務。急ぎの仕事に集中する。
デレク・ジャーマンの映画「ザ・ガーデン」のサントラCDが届く。映画はDVDで、もうくり返し何度も観てるけど、音楽だけを切り離して聴くと、また印象が違う。もちろん、CD用にエディットはしてあるんだろうけど、些細な違いが殊に興味深い。「映画ではこの曲が分解されて使われてたんだなあ」とか、「途中に入るノイズが映画とは違うなあ」とか、「この曲は映画で使われなかったけど、せめてものサントラCDには入れたかったんだろうなあ」とか。
何にせよ、サイモン・フィッシャー・ターナーによるサウンドデザインは、ことごとくぼくのツボなのだ。
15時の休憩時間。xiumeiさんとLAZYBONESにて待ち合わせ。久しぶりに再会。楽しいおしゃべりの時間はあっという間に過ぎる。後ろ髪を引かれながら、納品へ。
夜、詫間の居酒屋「千」に初めて行く。「家庭料理・千」という看板を見つけてから、有希がずっと気になっていたお店。
入口脇の立て札が「支度中」となっていたので、「やってますか?」とおそるおそる入る。店主のおばちゃんが、ひっくり返すのを忘れていただけらしい。「ひっくり返しておきますねー」とすかさず有希。裏側に書かれてある文字はもちろん「営業中」。
カウンタに居る常連のおじさんに、どうも気に入られたらしい。「はじめまして。」と挨拶を交して席に着くなり、「この人たちにビール1本づつつけて!」とおごられる。どこに行っても気に入られてしまう有希でも、さすがの最短記録。30秒!
そうして、常連客かのようにすっかり馴染んでしまうぼくらふたり。
すぐ近所に住む常連のおじさんは、詫間や荘内半島の歴史を色々してくれた。興味津々。
さらには、有希の叔父(故人)と親交のあった人まで発見!「世間て狭いなぁ」と、終始云い合っていた。おそるべし川田家!!
味は少し濃い味。お酒を飲むにはいい感じ。メニューはホワイトボードに書かれた「今日のおすすめ」と、カウンタの上に置かれた大鉢料理くらいで、後は食べたいものをリクエストしたらおばちゃんがその場で作ってくれるというシステム(多分)。
おじさんたちは「自分の人生でやれることなんてたかが知れとる。やけん、やりたいことはちゃんとやっとかないかん!」としきりに云っていて、その度にうんうんとうなずく。還暦前後のおじさんたちが、最近実感を込めて思うことなんだそう。
ひとしきり飲み食いをして、お店を出る。またしても、面白い夜だった。
帰宅後、子犬たちと存分に遊ぶ。かわい過ぎて、毎日メロメロなふたり。
久しぶりに、子犬たちの体重を量る。白い毛色の「もも」は2.4kg。茶色い巻き毛の「くり」は2.7kg。茶色ストレートの「かき」は2.7kg。なんと、「もも」と「くり」「かき」の体重が逆転している。ちょっと前まで、「もも」がダントツでいちばん重かったのに。
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