2017年2月20日月曜日

2月17日(金)世界を断片にして組み替えたらそこに現れるのはまた別の世界

 就寝中、子犬たちが寝床から転げるたび起こされるものだから、すっかり睡眠不足に陥っている飼い主たち。いよいよ堪りかねた有希が、ダンボールを再利用して寝床に敷居を作ってくれた。これで当分、大丈夫そう。人・動物に関わらず、赤ちゃんというのはほんとに手のかかるイキモノですな。
 通常業務。納品2件。
 デレク・ジャーマンの本「ラスト・オブ・イングランド」をぱらぱらと読み始める。これは、1987年に作られた映画「ラスト・オブ・イングランド」に関するエッセイ&インタヴュー集。映画で表現されていることの背景について、監督のデレク・ジャーマンがプライヴェートな思い入れとともに語っている。
 ビデオの時代に何度もくり返しみた作品なのだけど、ビデオデッキが壊れてしまったのでみれないままの状況が長く続いていた。デレク・ジャーマンの全作品を網羅したDVDボックスが出たらそれを買おうと保留にしていたのだけど、出る気配は一向にない。それで結局、単体で購入。それをTVで流しながら、本を読み進めているところ。
 アートずきでなければ、まず手を出さないのがデレク・ジャーマンの実験映画。解かりやすい物語性はまず皆無。(一部、「カラヴァッジオ」や「エドワードⅡ」など物語性のある作品もあるにはあるのですが。)映像の断片と、音楽や音の断片が緻密に再構築された「サブリミナント・フィルム(潜在知覚映画)」と呼ばれる作品群は、同時代を生きたアーティストたちに多大なインスピレーションを与えた。ぼくもまさに、そのひとりなのだ。
 夕方、終業後。高瀬のぱん屋さん「とことこ」へ。出産後のつぶを、初めて連れて行く。店主のケンイチさんが珈琲を淹れてくれたので、それを飲みながらおしゃべり。もちろん、ぱんも買う。


 夜。冷蔵庫に残っている食材を使い切らんがために、コンソメスープとペペロンチーノを作る。案の定、具だくさんになってしまった。そうこうしているうちに有希も帰宅したので、一緒に食べる。おいしくできました。

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