2017年1月1日日曜日

12月31日(土)青春の日々を葬る人たち

 今年、最後の日。
 たまっていた洗濯ものを片づける。
 朝兼昼ごはん。「何か、甘いものが食べたい。」というぼくのリクエストに、有希がフレンチトーストで応えてくれる。こういうメニューをさくっと作れちゃうところ、いつも感心する。センス、だね。セロリとレタスのサラダも美味しかった。
 体調は、ほぼほぼ戻る。熱もすっかり下がった。ときどき咳が出るくらい。
 木皿泉脚本のドラマ「富士ファミリー」。このお正月にも新作の放送があるらしい。今年の放送分を見逃していたので、予習のためにみる。やはり、すきな脚本家。
 夕方。松本隆目当てで録画しておいたNHKのインタヴュー番組をみる。「詩(詞)は、雑念が沈殿するまで待って、上澄みだけをすくう。(意訳)」という部分に、大いなる共感を抱く。
 夜、スキヤキ。地元産の、ちょっといい牛肉で。大晦日だし、ふんぱつした。
 かりてる映画のDVDをみてもよかったのだけど、それもなんだし。結局、NHK紅白歌合戦をみる。
 椎名林檎、よかった。喪服を着て、かつて行動を供にしていた東京事変の面々と、あの輝かしい青春の日々を葬る。1週間ほど前に同じ歌をSMAPと一緒に唄っていた事実を加味すると、SMAPに対するレクイエムを意味しているようにも思えた。あれだけちやほやして作り上げた国民的アイドルを、紅白に出ていた誰もが口にしない。椎名林檎だけが、その欺瞞を暴いているようにも思えた。まあ、考え過ぎだろうけど。
 年越し蕎麦は、有希の提案でざる蕎麦つけ麺にして食べた。わさびをたっぷりきかせたら、美味しかった。蕎麦湯も。
 「ゆく年・くる年」をみて、就寝。

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