祝日。成人の日。
そもそも、「成人式」って必要なの?ぼくは19年前に参列したけど、意義なんか全然感じなかった。社会に出て2年やそこらでは(ぼくは高卒)、誰も大人になんかなりきれていない。むしろ30歳になった頃、同窓会で再会した同級生たちがそれぞれに困難な現実を生きていることを知って、ようやく実感できた。実際はそんなもんじゃないかしら。
大掃除、再開。ひたすらに拭き掃除と、物の分別。必要なものは、改めてしまうところを定める。必要ではないものは、いさぎよく廃棄。
20代初頭の頃、ファイリングするのが習慣だった。自分の行った展覧会やライブイベントや映画や演劇やアートパフォーマンスのチケットやチラシ。図書館でかりて読んだ本から共感するページをコピーしたもの(結構大量)。自分がアーティストとして関わったイベントのメモや資料。
自分が鑑賞する側だったものは、忘れてしまっているものの方が多い。残されている資料を見ても、特に何の感慨もない。よくもまあこれだけたくさん観てたなということくらい。何かしら、無意識下には残っていることを期待して、捨てる。
捨てられないのは、自分が『表現者』として関わったもの。当時は、本名の他にa-qui.(アキ)という名前でも活動していた。ただし、どちらの表現も手を抜いてはいない。全速力で駆け抜けて、そのとき出せるものは全て出し切った。その履歴を、今更のように振り返る。
夜。有希が、おばあちゃんのカレーを持って帰る。アボカドとセロリのサラダ(有希作)をつけ合わせに、食べる。やっぱり、おばあちゃんの料理はどれもおいしい。
食後も引き続き、大掃除。24時過ぎにやっと、中断。
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